ローラースケート初体験
ランドグラーブ家の富と権力をもって、近所の公園にローラースケート場を建設したこの日。
(脳内設定)
さっそくルーナちゃんとすべりに来たのですが……
はじめてのことにアワアワなっているふたりをよそに、優雅なすべりを見せつけるタウニーの姿が。
う、うめえ……
ドシーンと転倒するルーナちゃん。
「あいたたぁ……
立てないよぉ。
お尻が千個ぐらいに割れたんじゃないかなぁ」
想像するとグロいです。
「どあぁっとっとっと」
転びそうになってもがくマルコムくんの横を、フィギュアスケーター並みのテクニックで通りすぎるタウニー。
「あのデブ、ただじゃおかねぇ(#^ω^)ピキピキ」
調子よくリンクを舞っているタウニーですが、
弘法にも筆の誤りでずっこけていました。
よしっ!!(マルコム&プレイヤー)
しかし何事もなかったように立て直します。
キラキラとまぶしいエフェクトをまといながら肥えすぎの白鳥を演じていました。
「わぁ~。あの人たしか同じ高校の人だよ。
すごい上手だね~」
「ルーナ帰るぞ」
「ふぇっ。来たばっかりなのに?」
「いいから来い」
「はーい」
苦手分野では戦わない。
それがランドグラーブ流、成功術。
ルーナちゃんの家に来ました
「フンッ。どうだ。おい。何か感じるだろ」
「えぇっと……なんだろぉ。
漢字の巾かな?
合ってる?」
「クイズじゃねんだよ」
おお~。
シムの仕草は男女共通なので、セクシーポーズといったらこのように
うっふん♡ってやるんじゃないかと思っておそろしく、これまで男シムで実行するのを避けてきたんですが一か八か試してみたら筋肉アピールのポーズだったので心からほっとしました。
これにはちゃんと男女別の設定があったんですね。
「やれやれ、お前にはもっと直接的な方法じゃないと通用しないか。
……こうしたら嫌でも感じるだろ」
「わわわ。近いよマルコムくん」
「(こいつめちゃくちゃいいにおいすんな)
いいから集中しろ。
なんかこう鼓動が速まってくんだろが? あ?」
「う、うん。
たしかにそうかもしれない……」
「(二の腕はすっべすべだし。いったいどんな手入れしてんだ。俺のほうがドキドキしてきた)」
「……////」
「(ルーナ!ルーナ!ルーナ!ルーナぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!)」
「(あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルーナルーナルーナぅううぁわぁああああ!!!)」
「(あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いいにおいだなぁ…くんくん)」
「(んはぁっ!ビジャレアル・ルーナたんの茶色ブラウンの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!)」
「(間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!)」
※ルイズコピペの改変
「あっ、あのね?」
「ん?」
「マルコムくんのほうに引き寄せられてる、私の右手にね……」
「(?)
なんだよ」
「固いものが…その
あたってる気がする」
「(!!!!!!)」
「ばっ!!
ばっかお前ちげーよ」
「これはあれだッ…
あのあのあれ」
「(そうだ!)
こ、これはポケットに入れてる金の延べ棒に決まってんだろ!
俺レベルの富豪にもなると支払いはカードでもキャッシュでもねえ。
ゴールドバーをドーンと置いてくんだよ!」
「へえええええ😲
さすがマルコムくんは違うね!
桁外れのリッチなシムはそうするんだ~。
知らなくて私ちょっと恥ずかしいぐらいだよぉ。
なんかごめんねぇ」
「わ、わかればいいんだよ。
(乗り切った!!!!)」
「じゃあそろそろ帰るぜ」スックと立ち上がる
「あっうん。玄関まで見送るね」立ち上がろうとする
「いい!!」ルーナちゃんに背中を見せながら手で制し
「えっ」驚いて座りなおす
「見送りはいいからお前はそこを動くな」肩越しに振り向きつつ、背中で語り
「わ、わかったぁ」
「よし。じゃあなっ」スタスタスタッ
「ふぅ~~。
これがランドグラーブ流、危機脱出術だぜ」
適当なことをのたまいながら次回へつづく。