お仕事帰りのショヴォンさん。
「私、自然消滅してたセルジオと復縁するわ!」
クワッとにらみを利かせながらブロー世帯にお出かけです。
コンコンとノックをしてお邪魔した瞬間、待ち受けていた光景がこれ。
えちちちちちち
いや単に体を鍛えていらっしゃるんだということは承知してるんですけど、「苦悶の表情でのけ反る」という行為はどうしても別の何かに見えてしまうわけで……
そら汗もはじけ飛びますわなぁ。
「ハァ、ハァ。いいよショヴォン。そのままつづけて…ッ」
「?」
「あっ。もうすぐ。ああ。で、出…ッ」
「セルジオどうしたの?」
「あっえっ?!?!?!」
「もうすぐ何?
ごめん。ノックしたんだけど聞こえてないみたいだったから入っちゃったわ」
「び、……っくりした。
そ、そうか。いやなんでもない。
っつか足で重り上げるやつやってただけだけど?
べつに?
……ゴホン」
余談
むかーしテレビで、マツコさんがJ事務所の亀梨さんとロケする番組を見たんですね。
それで、どういう流れでやったかまではちょっと覚えてないんですけど、亀梨さんがフラフープをされたんです。
腰を中心に体を揺すっている亀梨さんを見て、マツコさんが「目をつぶってみて」と指示しました。
それに従う亀梨さんの様子がバストアップ(胸から上の画角)で画面に映し出されたんですね。
その光景はまさに、という感じで大人の楽しみ方をされてたなぁ。
そのときを思い出しました。
〜気を取り直して再開〜
「ようショヴォン。
……なんかこうして話すのも久しぶりだな」
「そうね。ちょっとご無沙汰しちゃったよね。
あの頃は、私もいろいろあって……」
「いろいろ?」
「そう。
妹のモーガンがレネゲイズなんかに入っちゃったのよ。
あの子、根はまじめのくせに私に反発してるのか知らないけど不良に足つっこんじゃって……
それで、家庭内がピリピリしちゃって。しばらく余裕がなかったの」
「そうだったのか。
あのべっぴんのモーガンちゃんが……」
「ん?」
「ん?」
「ああいやいや、なんでもない。
そうだ近況を聞かせてくれよ。
ショヴォンはここのところどうしてたんだ?」
「それがね。私なんと今日、昇進したの!
よければだけど、いっしょにお祝いしてくれない?
今度……食事でもしながら」
「仕事がんばってたもんな。おめでとう!
もちろんいいぜ。俺のほうはブロックしてないからいつでも連絡くれよ」
「ええ、嬉しい。ありがとう。
私もブロックなんかしてないわ。ただの一度もね」
「そうだなぁ……行くなら子どもが行儀よくしてるような格式高いレストランにしようぜ。
俺、子どもの騒ぐ声って苦手なんだ。
知ってるだろ?」
「覚えてるわ。
格式高いレストランね。
世界が重くなるのを嫌った市長が、施設を全然増やさないんだもの。どうせ私たちにはシェ・ラマしかないのよ。一択だわ」
「それもそうか。
あはははは」
「うふふふふ」
こうしてふたたび動き出したふたりの時間。
海から昇る朝日のように、はたして明るい未来が待ち受けているのでしょうか。
物語は、いったんフィアス家の日常を挟んでから次々回へつづく。
あとがき
上の画像はブロー世帯の家を出たところにある浜辺なんですけど、ものっそきれい。
めちゃくちゃ立地のいいとこ住んでんな。
今回はじめてセルジオさんを間近に見てそのイケメンぶりに驚きました。
眉が太くて目はほとんど開いてない印象で、同居人のホワキンさんと比べたら地味なシムのように思っていたんですが違いました。
シム界のJャスティン・Bーバーと言えなくもない。
すみませんよく知りもしないのに口走っちゃいました。
ファンの方が見ませんように🙏