こんにちは、こんばんは。
ここ数日は映画を見ていました。
いやぁ映画って、本当にいいものですね。
(故・水野晴郎さん定番のセリフ)
一日一本ペースで何作か見たんですけれど、結構ハズレが多かったなかで唯一気に入ったのがこちら。
アンキャニー 不気味の谷
あらすじ
男性型アンドロイドが人間の女性に恋してしまう。
しかし彼女は、製作者である男性のほうと良い雰囲気になってしまう。
嫉妬するアンドロイド。
彼女をネット検索して画像を見つめたあと、つづけてポルノ動画を鑑賞したりする。
この奇妙な三角関係の結末やいかに…!?
感想
私が理系のぎこちない男性を好きすぎるせいもあると思うのですが、すっごく楽しめました。
製作者とアンドロイド、共にその特徴をそなえています。
彼らのビジュアルもとても好み。
(特にアンドロイドのアダム)
内容はシリアスな空気感がただよっていて淡々と進んでいくんですが、会話に惹きつけられてあっという間に見終わりました。
本家のあらすじではホラーと銘打ってあるので、「そういうの苦手><」という方は一瞬抵抗を覚えるかもしれないんですけど、全然こわくはありません。
世にも奇妙な物語のテイストがあるぐらいです。
最後、スタッフロールがはじまっても見るのをやめないでくださいね。エピローグが挟まります。
クイーンを手に入れたとはそういうことだったのか。
自身のアレを仕込んだんだな……とわかります。
1,000円と表示されていますが、Amazonプライム会員の方なら無料で視聴できます。
会員でなくとも、Amazonビデオのレンタルなら200円で見ることができますよ。
ハァ。
機械と人間の恋ってロマンがありますよね(*´ω`*)
昔(1999-2000年)NHKでコレクター・ユイという変身魔法少女もののアニメがやっていたんですね。
バーチャルリアリティの世界で悪さをするバグを退治するという内容でした。
バグは世界的な問題でしたけど、大元をたどると主人公のゆいちゃんが父からゆずりうけて使っていたパソコンに人格が芽生えたせいだった。
ゆいちゃんに特別な感情を持ってしまったがために異常がおきていた、みたいな結末だった記憶があります。
昔すぎてうろ覚えなんですけどそのときも
ハァン(*´ω`*)と思いましたね。
フェチなんだろうか。
(0コンマ何秒)
フェチでした。
思い出しました。
2008年に放送されていた速水もこみちさん主演のドラマを見て毎回号泣していたことを。
絶対彼氏 ~完全無欠の恋人ロボット~
(水嶋ヒロさんも出演されています)
ドラマ版のあらすじ
憧れの先輩に告白する前にあっさり振られてしまった井沢梨衣子(いざわ りいこ)は、落ち込んで帰る途中、スーツ姿の男性に話しかけられる。
「“理想の彼氏”を無料で紹介する」と誘われるがままクロノスヘヴン社へ連れていかれた梨衣子は、理想の恋人像を入力して契約書にサインする。
数日後、梨衣子の元に大きな荷物が届き、箱を開くと裸の美青年が入っていた。
この美青年こそが、“理想の彼氏型ロボット”天城(てんじょう)ナイトだったのだー!
この天城ナイトくんが、相武紗季さん演じるヒロインに災いが降りかかると身を挺してボロボロになりながら救ってくれるのです。
アンドロイドの彼には当初人格らしい人格はなくて使命的に仕えていただけなんでしょうけど、自らを犠牲にして奉仕してくれる姿に「無償の愛」を感じてしまって声をあげながら泣きました。
無償の愛は得がたいもの。
若かった当時は愛に飢え、彼の姿が胸にこたえました。
いまでは無償でなくともいい。
与え、与えられれば満足なんですけどね。
あ、号泣してたのは病んでいたわけではないですよ。
感動のあまり涙がこみ上げてくるのです。
たまたまテレビをつけたらドラゴンボールの予告が流れて、強敵を相手にピッコロさんが死ぬ覚悟で立ち向かうという数秒のシーンを目にしただけで泣きます。
献身的な姿にものすごく弱い(´;ω;`)
主従ものでも「執事さんどうしてそこまで主人に尽くしてくれるのぉ😢」って泣いてしまいます。
もうひとつ忘れちゃいけない傑作をご紹介します。
アンドリューNDR114
※この作品をWikipediaで調べないでください。
載っているあらすじがネタバレ全開でストーリーを完全に網羅しているため見る楽しみが失われてしまいます。
私なりのあらすじ
近未来のある家庭に、人型の家事ロボットが導入されました。
幼い下の娘がアンドロイドをアンドリューと聞き間違えたことから、その名前が決まります。
人型といっても人間のように精巧に作られているわけではなく、見た目は鉄っぽい材質でできたまさにロボット。
上の娘は意地悪な性格で、アンドリューに二階の窓から飛び降りるように命じました。
忠実な彼は言われるままに飛び降りてしまい、パーツが浮いたり取れかかったりした半壊状態になってしまいます。
しかし思えばこれが、人格を手に入れるきっかけになったのかもしれない。
アンドリューは次第に普通のアンドロイドとは違う一面を見せはじめます。
一家の父がとてもいい人で、能力を伸ばそうとサポートしてくれます。
幼い次女とも交流していくうちに何かがゆっくりと育まれていく。
この映画はアンドロイドの目線をとおして、人間が成長していく過程を描いた物語です。
恋に不慣れでつい意地悪してしまうような青春を、アンドリューは大人のナリで体験したりします。
アンドロイドは修理をしつづける限り寿命はありません。
長い長い200年という歳月をかけて彼は成長を遂げていきます。
その間、よくしてくれた一家と死別を経験します。
新たに子世代・孫世代と出会って、人生を完成させていくのです。
文句なしにおすすめの作品です。